フリーランス・YouTuber・インフルエンサーが最初にやるべき経理の3つの習慣

「YouTuberって確定申告いるの?」「インフルエンサーとして案件収入が増えてきたけど、経理って何をすればいい?」——個人で稼ぎ始めた人から、こういう疑問をよく聞きます。

フリーランス・YouTuber・TikToker・インフルエンサーなど、個人で収入を得ている人は全員、経理を自分でやる必要があります。会社員と違って、税金の計算も申告も自分の仕事です。

ただ、最初からすべてを完璧にやろうとしなくていいです。まず3つの習慣を身につけるだけで、あとから困ることはほとんどなくなります。

なぜ個人で稼ぐ人は経理が必要なのか

会社員の場合、給与から税金が自動で引かれます(源泉徴収)。でも個人で稼ぐ場合は、収入がそのまま振り込まれます。

つまり、手元に来たお金の中に「後で税金として払うお金」が混ざっているということです。これを把握していないと、確定申告の時期に「税金を払うお金がない」という状況になります。

YouTuberやインフルエンサーも例外ではありません。広告収益・案件報酬・ライブ配信のギフト収入・グッズ販売……収入の種類が多いほど、きちんと管理しないと後で大変なことになります。

習慣① 収入と経費を毎月記録する

まず基本中の基本として、毎月の収入と経費を記録する習慣をつけましょう。

記録するのは「いくら入ってきたか」と「何にいくら使ったか」の2つだけです。

フリーランス(IT・デザイン・ライター等)の場合

  • 収入:クライアントへの請求額・振込額
  • 経費:外注費・通信費・書籍代・セミナー代・PC・ソフトウェアなど

YouTuber・TikToker・インフルエンサーの場合

  • 収入:YouTube広告収益・案件報酬・ライブギフト・グッズ販売・サブスク収入など
  • 経費:撮影機材・照明・マイク・衣装・スタジオ代・編集ソフト・通信費・交通費など

「仕事のために使ったお金」は基本的に経費として計上できます。ただし、プライベートと兼用のものは按分(割合で分ける)が必要なケースもあります。判断に迷う場合は専門家に確認してください。

記録のタイミングは「月末にまとめて」でも構いません。大切なのは、毎月欠かさずやることです。

習慣② プライベートと事業のお金を完全に分ける

個人で稼ぐ人がやりがちな失敗のひとつが、「プライベートの口座に収入も経費も全部混ざっている」状態です。

こうなると、月にいくら稼いでいくら使ったかが把握できなくなります。確定申告のときに一年分を遡って整理する羽目になり、非常に大変です。

やるべきことはシンプルです。

  • 事業用の銀行口座を1つ作る
  • 事業用のクレジットカードを1枚作る
  • 仕事の収入はすべてその口座に入れ、仕事の経費はすべてそのカードで払う

これだけで、後から「あれはプライベート?仕事?」と悩む時間がゼロになります。口座とカードの明細を見るだけで、毎月の収支が一目でわかるようになります。

習慣③ 税金の積立を毎月する

個人で稼ぐ人が一番陥りやすい落とし穴が、税金の積立忘れです。

収入がそのまま口座に入るので、手元にお金がある状態が続きます。そのまま使い続けると、確定申告後に税金の請求が来たときに払えなくなります。

払う必要がある主な税金は以下の3つです。

  • 所得税:年間の利益に対してかかる。税率は利益によって変わる
  • 住民税:前年の所得をもとに翌年請求される。金額が大きくなりがち
  • 消費税:売上が1,000万円を超えると2年後から課税される(インボイス登録している場合は別途確認が必要)

目安として、利益の20〜30%を毎月積み立てておくと安心です。「稼いだら先に税金分を別口座に移す」習慣をつけましょう。

フリーランス・インフルエンサーならではの収益管理の視点

収入の波(月ごとの変動)を前提に資金繰りを考える

会社員と違い、フリーランスやインフルエンサーの収入は月によって大きく波があります。案件が集中する月もあれば、ほとんど収入がない月もあります。YouTubeの広告収益も再生数によって大きく変動し、案件単価も継続する保証はありません。

この「波」を前提にせず、収入が多かった月の感覚で支出を決めてしまうと、収入が少ない月に資金繰りが苦しくなります。目安として、生活費と税金積立の3〜6ヶ月分を、事業用口座とは別に「変動バッファー」として確保しておくと、収入が少ない月でも慌てずに済みます。月ごとの収入を記録し、直近6ヶ月〜1年の平均収入を把握しておくことは、将来の借入やクレジットカード審査などで自分の収入の実態を説明する材料にもなります。

クライアント・収入源ごとに契約形態の違いを整理する

フリーランスやインフルエンサーは、案件によって契約形態が異なることがよくあります。企業からの業務委託契約、単発の案件、YouTubeやSNSプラットフォームからの広告収益、ライブ配信のギフト収入など、それぞれ支払われ方や源泉徴収の有無が違います。

特に業務委託契約では、原稿料・デザイン料・出演料などの報酬から源泉徴収税額があらかじめ差し引かれて振り込まれるケースがあります。この場合、確定申告では「すでに前払いした税金」として精算されるため、契約ごとに源泉徴収の有無と金額を記録しておかないと、還付を受け損ねることがあります。取引先ごとに「契約形態」「源泉徴収の有無」を一覧にしておくと、確定申告の作業が格段に楽になります。

会計ソフトを使えば3つの習慣が全部ラクになる

3つの習慣を手書きや表計算ソフトで管理するのは、最初はいいですが続けるのが大変になってきます。

会計ソフトを使えば、銀行口座やクレジットカードと連携して自動で記録してくれます。収入・経費の分類も半自動でできるので、毎月の作業時間が大幅に減ります。

個人事業主・フリーランスに使いやすい会計ソフトとしては以下が代表的です。

自分の数字が把握できたら、業界平均と比べてみよう

3つの習慣が身について毎月の収支が把握できるようになったら、次のステップとして「自分の利益率は業界平均と比べてどうなのか」を確認してみましょう。

「他のフリーランスってもっと稼いでるの?自分の利益率って高い?低い?」——そんな疑問に答えてくれる無料ツールがあります。売上・経費・利益を入力するだけで、業界平均と自動で比較してくれます。

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経理のことで悩んだらまっちゃんに聞いてみよう

「この経費って計上できるの?」「収入の種類が複数あるけどどう整理すればいい?」——こういった疑問が出てきたとき、税理士に頼むほどでもないと感じることはよくあります。

そんなときはAI番頭まっちゃんに相談してみてください。フリーランス・YouTuber・インフルエンサーの経営・経理の悩みに、メールで個別にお答えします。初回は無料です。

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まとめ

  • 個人で稼ぐ人は全員、経理を自分でやる必要がある
  • 習慣①:収入と経費を毎月記録する
  • 習慣②:プライベートと事業のお金を口座・カードで完全に分ける
  • 習慣③:税金分(利益の20〜30%)を毎月積み立てる
  • 収入の波を前提に、生活費・税金積立の3〜6ヶ月分をバッファーとして確保しておく
  • 契約形態ごとに源泉徴収の有無を記録しておくと、確定申告で還付漏れを防げる
  • 会計ソフトを使えば3つの習慣がラクに続けられる

最初は面倒に感じるかもしれませんが、この3つを習慣にしてしまえばあとは流れるように進みます。確定申告の時期に慌てないためにも、今日から始めてみてください。